総社市の『経済・産業』について<工業や中小企業など編>
■概要
総社市のWikipediaには、『経済・産業』が章立てとして存在している。
総社の工業といえば、ウィングバレイとカルピス工場が印象にある。
総社の産業といえば、高梁川流域を活かした農産物が存在する印象だが、桃やピオーネは岡山の特産品であり総社の特産品である自覚があまりなく、赤米やセロリの印象が強い。
そこで今回は、総社市の『経済・産業』のうち、「工業」や「中小企業」などについて触れてみる。
■まずは、Wikipedia
まずはWikipediaに記載されている情報を見てみる。
- 自動車部品の工業団地が真壁・井尻野地区と久代地区にあり、企業団地組合「協同組合ウイングバレイ」を形成している
- 赤浜にも企業団地があり、「テクノパーク総社」を形成している(赤浜=雪舟の生まれとされている地区)
- 企業誘致により、以下が立地している
- カルピス岡山工場
- 山崎製パン岡山工場
- レンゴー岡山工場
- スズキ納整センター
- ユニチカ総社常盤工場
- 紀文食品岡山総社工場
- シノブフーズ岡山工場
言われてみれば「確かにあそこに工場あったなぁ」と思える企業ばかりであった。
調べてみると、岡山県で総社市にしかない企業や、中四国のうち総社市にしかない企業も存在している。
そのため、企業誘致により大企業が総社市に参入し、多くの雇用が生まれている事が分かる。
■次に、総社市HP(産業)
総社市HPにおいて「工業」というページは存在しない。「産業」が類するため、「産業」のページは以下の通り。
https://www.city.soja.okayama.jp/siseizyouhouka/sangyou_machi/sangyou.html
上記のページには「企業誘致」「企業情報」のリンクが存在するが、「企業情報」について掘り下げていく。
□企業ガイド
高校生やリクルーター向けに、総社市の代表的な企業がガイドブックとしてまとめられている。
▼総社地区企業ガイドブック
▼高等学校向け 総社市企業紹介ガイドブック
ガイドブック内は産業別にまとめられており、以下の産業に携わる企業が記載されている。
- 製造業
- 建設業
- 運送業
- 卸・小売・飲食店
- 金融業
- サービス業
学生時代は総社市に住んでいたけど、こういうガイドブックは見た事がなかった。
あと、こうして見てみるとIT企業が存在していないように見えるけど、総社市にIT企業って存在しているのだろうか・・・。
□総社の小さなお店応援ガイド
前述した「企業ガイド」とは異なり、地域に根差した小さなお店がガイドブックとしてまとめられている。
PDF形式のガイドブックではなく、HTML形式で確認したい場合には、以下のページの方が有効に思える。
このガイドブックに記載されている店舗では、『そうじゃ復活券』が使えたらしい。
(『第2弾そうじゃ復活券』は2022/01/31で終了している)
□パンわーるど総社
前述のお店のうち、更に『パン屋』にフォーカスを絞った情報。(小規模事業者地域力活用新事業として情報発信がなされている)
総社市におけるパン屋のマップは、総社市HPの以下のページに掲載されている。
『パンわーるど総社』については公式サイトも存在している。(商工会議所が運営しているサイト)
http://www.kibiji.ne.jp/so-japan/
□テイクアウト情報
コロナ禍で需要が高まったテイクアウトについても、情報がまとめられている。
https://www.city.soja.okayama.jp/kigyouyuutisyoukoushinkou/sangyo_machi/kigyouyuuti/takeout.html
■次に、総社市HP(事業)
「産業」に併せて「事業」のページについても軽く見ていく。
https://www.city.soja.okayama.jp/kigyouyuutisyoukoushinkou/jigyou_yushi_koyou/jigyou.html
「産業」と被る部分もあるため、ここでは「中小企業」に絞って見ていく。
□総社市中小企業支援ガイド
「融資・資金調達」「補助金・助成金等」「経営相談等」についてガイドブックとしてまとめられている。
https://www.city.soja.okayama.jp/kigyouyuutisyoukoushinkou/jigyou_yushi_koyou/soja-chusyo-guide.html
岡山県として用意されている制度から、総社市特有の制度まで包括的に記載されている。
□岡山県・国の中小企業支援
上記以外については、岡山県もしくは国(中小企業庁)へのリンクが主であったため、ここでは割愛する。
■最後に
企業誘致による大きな企業から、地域密着の小さなお店、中小企業に至るまで包括的に情報が開示されていると感じた。
また、企業情報は基本的に企業自身が宣伝しなければならないものだと思っていたが、こうして見てみると、総社市から情報発信する事で定着率を下げないようにしているように感じた。
しかし、情報が高度なものがあったりしたので、内容をまとめていて正直疲れた。
あと、前述したが、総社市にはIT企業が存在しているのかとても気になる。
今後確実に必要となってくるIT人材の市外流出を防ぐためにも、受け皿となるIT企業が存在すると、定着率も上がる可能性があると感じた。(定着率や市外流出などとの関連性はそんな簡単な話ではないだろうけど)
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